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雑談(スレッド一覧)
テニスの魅力  - 雑談

テニスの魅力 


0ラガー 2016/01/05 20:02  34429view
錦織圭が示したテニスの凄さをもっと知りたい。
疑問やほかの選手の話題でもなんでもOK。

⇒テニスの魅力(前スレ)http://www.100ten.info/talk/27/

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雑談(スレッド一覧)
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290名前を書き忘れた受験生 2016/10/29 13:17
P&Gのイベントインタビューに卓球の石川佳純さんと一緒に出てたよ。
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291ラガー 2016/10/30 16:19
実は今週、錦織選手がスイスインドアに出場していました。
楽天ジャパンオープンを棄権してから初めての公式の大会でしたが復帰戦としてはとても状態もよく見事決勝まで勝ち上がっています。
準々決勝ではリオオリンピック銀メダリストのデルポトロにツアーで初めて勝利しました。
決勝は日本時間の今夜22時30分からを予定しています。BS朝日で生放送の予定となっています。


しばらくコメントできなかった間にいろいろ質問等がありましたのでできる範囲でお答えしたいと思います。

テニスが国技の国は多分ありません。全部調べたわけではありませんが私の知る限りではありません。

テニス発祥の国ですが紳士のスポーツと言われるだけあってイギリスと思われる方も多いかと思いますがフランスが起源と言われています。0のことをラブ、40−40のことをデュースという独特な呼び方もフランス語から来ています。

私が注目する選手ですが今日の出来事でいうと全日本選手権で18歳で優勝を果たした綿貫陽介選手が大きな話題を集めました。谷沢英彦さん以来の10代での優勝ということで将来を嘱望される存在となってくれることを期待しています。私も1試合だけ見ましたがやはりまだトッププロとは何もかもが違うと思います。焦らずしっかりと体を作ることから始めていってほしいと思います。

P&Gのイベントインタビューは見ていないのですが錦織選手は昔女子卓球選手と噂になった(付き合ってた)ことがあります。素人から見ればラケットを持ってネット越しに球を打ち合う競技が同じように見えるのでしょうからパッケージで呼ばれることがたまにあるそうです。そんなわけで全く関係のない他のスポーツよりは顔見知りが多いのではないでしょうか。
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299名前を書き忘れた受験生 2016/11/07 22:30
一度テニスの試合見に行きたいなぁ
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300ラガー 2016/11/09 12:14
今期の最終戦であるBNPパリバマスターズ(パリ大会)はマレーが優勝しました。
私はポイント計算していなかったのですがジョコビッチが準々決勝を前に敗れたため優勝したマレーがジョコビッチを抜き世界ランク1位になりました。万年2位というレッテルも今や昔となりました。

錦織選手は3回戦で地元フランスのJ・W・ツォンガにフルセットで敗れました。
正直勝ててた試合だったとは思いますが途中トレーナーを呼んでマッサージをしていましたので体に負担をかけてまで進むよりも次のツアーファイナルに向けて万全の態勢を取ったのかもしれません。

そのツアーファイナルについての基礎知識ですが
1月の開幕戦から先のパリ大会までに獲得したポイント合計の上位8人だけが出場できる大会です。
通常の大会と異なりまず4人ずつ2つのグループに分かれ総当たり戦を行います。
(通常はトーナメント大会のため1度負けるとその大会はそこで敗退となります)
そしてグループの上位2名が決勝トーナメントで争い優勝を決めます。
この大会の賞金金額とATPのポイントですがまず出るだけで1700万円
総当たり戦で1勝するごとに1700万円と200Pがもらえます。また決勝まで上がるとさらに5500万円と400P、優勝すると1億1250万と500Pを獲得できます。(全勝優勝で2億3550万円)
つまり破格のボーナスステージというわけです。
逆に去年ファイナル出場して今年出れない選手にとっては非常につらい痛手となります。
フェデラーは去年ファイナルで決勝まで行っており1000P獲得していましたが今年は出場できないため1000Pはすべて失います。錦織選手が現在4705Pなことを考えればどれだけの痛手かお分かりただけると思います。


ツアーファイナルのグループ分けが発表されました。
Aグループはマレー、ワウリンカ、錦織、チリッチ。
Bグループはジョコビッチ、ラオニッチ、ティエム、モンフィスです。
正直辛い組み合わせになったと言わざるを得ません。Bならば2位通過どころか1位通過も可能性としてはあったかもしれませんがAはサッカー風に言うなら死の組でしょうか。

まあ、難敵と当たるときほど錦織選手は強さを発揮することが多いので全力で当たって多くの経験を得てほしいと思います。
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303ラガー 2016/11/15 06:02
錦織選手、初戦勝利おめでとうございます。
世界ランク3位、S・ワウリンカに6−2、6−3のストレート勝ちでした。

動きにキレがありファーストサービス以外はほぼ完璧な内容だったと思います。
特によかったのがセカンドサービスになった時のポイント獲得率です。普段錦織選手はセカンドを狙われることが多くそのポイント獲得率は低いのですが今回は入れるだけでなく相手が返球しづらいような配球をしていたように感じました。
ワウリンカもバックハンドの強打を持つ選手ですが膝を痛めいていたらしく終盤はあまり動けていませんでしたがそれ以上に錦織選手の方がよりアグレッシブに攻めの姿勢を貫いていたと思います。

今年はNHKのBS1で放送しているので錦織選手以外も全試合生中継しています。8人しか出られない最高峰の大会なので興味のある方はぜひ見てはいかがでしょうか。

>>302
ドミニク・ティエムは今年大ブレークした選手でまだ23歳、もちろん出場選手で最年少です。8人の圏内にいたナダルが欠場すると発表したため繰り上がりで入ってきました。これからよく名前が出てくると思いますよ。
ガエル・モンフィスは私が好きなテニスプレーヤーの一人で何度か書かせてもらったこともあります。身体能力が高くアクロバティックなプレーで観客を沸かせてくれる選手ですが、動き過ぎなのか安定して結果を出せずに波のある選手でしたが30歳を越えて精神的にも成長したのか今年は大きな大会で安定した結果を残してはじめてファイナルの舞台に上がってきました。今年初めまではドレッドヘアーだったのですが夏場にバッサリと切って大仏さんみたいになってビックリしました。今は少し伸びてパンチパーマの大阪のおばちゃんみたいなってます。

小ネタ:同じハードコートでも使っている材質などではね方やスピードが変わってきますがこの会場のサーフェスは少し遅めで錦織選手はやりやすいと感じているようです。しかし一方で使っているボールはあまり好きではないようでそのバランスを修正するのに苦労しているみたいです。
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307ラガー 2016/11/18 22:03
錦織選手、第2戦は世界ランク1位のA・マレーと大激戦!
7−6(11-9)、4−6、4−6のフルセット、ファイナルズ史上最長試合3時間20分の末敗れました。

 第1セットはお互い激しく打ち合いながらもサービスキープを続けタイブレークに突入、タイブレークでも互いに譲りませんでしたが刹那の集中力が明暗を分け錦織選手が第1セット先取に成功します。
 第2セットは錦織選手のラリーの精度がさらに上昇マレーを左へ右へそしてドロップからのロブと前後にも揺さぶりそのたびにマレーは声をあげながら必死に走って食らいついてきました。第1ゲームでブレークしストレートでマレーに勝利するかに思われましたが今季後半から調子を上げて世界一に上り詰めた男はそう簡単にはいきませんでした。立て続けにブレークを許し試合はファイナルセットへ。
 ファイナルセットは錦織選手に2本連続でダブルフォルトが出てしまいリズムを崩してしまいます。ここでも2ブレークダウンと追い詰められますが最後意地を見せ1つ返すことに成功します。しかしマレーの壁を崩すことはできず200分の大熱戦を制すことはできませんでした。

試合後、錦織選手は『どんなに競っても負けは負け』と語り勝利への執念をにじませました。同時に『確実に近づいている』と世界1位との差が縮まっている実感も得たようです。
一方のマレー選手も『ケイは僕をいっぱい走らせた、ボールコントロールは誰よりうまい』と称賛のコメントをしています。

この結果によりマレーは1次リーグ首位通過が決定。錦織選手は1勝1敗となりました。もう一つの試合はワウリンカがチリッチを破って1勝1敗となりチリッチの敗退も決定しました。
錦織選手が1戦目で破ったワウリンカが勝ったことにより錦織選手の1次リーグ突破の可能性が高くなりました。今日行われるマレー対ワウリンカの試合でマレーが勝つだけで通過が決定します。もし仮にマレーが敗れた場合はその後に行われる錦織対チリッチの試合に勝たなくてはなりません。自力通過だけでなく世界1位の加勢もあるのでほぼ通過は間違いないのではないでしょうか。

もう一方のグループは1次リーグすべての試合が終了しジョコビッチが首位通過、ラオニッチが2位で決勝トーナメントに上がってくることが決まりました。錦織選手が2位で上がってくると準決勝でジョコビッチとの対戦となります。

マレー対ワウリンカは今夜23時から錦織対チリッチは明日午前5時からですべてNHKBS1で放送予定です。
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309名前を書き忘れた受験生 2016/11/19 18:40
錦織すげえ
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312ラガー 2017/01/09 18:59
皆さま遅ればせながらあけましておめでとうございます。
受験生の皆さま大変でしょうがあと少し頑張ってください。
一助にはなりませんが気分転換がてら見ていただければ幸いです。

テニスは1月1日からブリスベン国際が開催されすでにシーズンが開幕しました。
錦織選手も出場し準優勝とまずまずの結果に終わりました。
シーズン開幕戦はATPのカテゴリーとしては250と低い大会ですがオフからの復帰ということで各選手が実戦経験の場を求めて多く出場します。

錦織選手は第3シードとして出場し初戦こそ苦戦したもののその後は安定したプレーで第2シードのワウリンカを撃破、決勝へと駒を進めました。
しかし決勝ではセットカウント1−1で迎えたファイナルセットで臀部の痛みを訴えメディカルタイムアウトをとり治療を行いましたがその後のプレーは精彩を欠き敗れてしまいました。
この大会の結果次第では世界ランク4位と16日から始まる全豪オープンの第4シードの可能性もあったのですがそこまでには至らず世界ランク5位、第5シードとして全豪を迎えることになりそうです。

同週開催のカタールでは決勝で世界ランク1位マレーと2位ジョコビッチが激突、ジョコビッチが優勝を果たし前年から続いていたマレーの連勝記録を28で止めています。


>>311
ツアーファイナルズのポイントですが優勝すると最大で1500Pを獲得することできます。
これはグランドスラム制覇(2000P)に次ぐポイントです。
また予選ラウンド(ラウンドロビン)は総当たりで1勝すれば200P獲得できます。
最低3試合あるためシーズンの大会より楽にポイント獲得するチャンスがあるのも魅力ですね。
今年のファイナルには誰が上がってくるのでしょうか?
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314名前を書き忘れた受験生 2017/01/13 13:35
錦織 全豪OP初戦は世界48位、フェデラーや王者マレーの山
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315ラガー 2017/01/17 20:20
日本は真冬ですが南半球真夏のオーストラリアでは全豪オープンが始まりました。

錦織選手は第5シードで世界ランク1位マレーの山に入りました。
シード勢が順当に勝ち上がれば3回戦でA・ラモス=ヴィノラス[26]、4回戦でT・ベルディヒ[10]かR・フェデラー[17]、準々決勝でA・マレー[1]との対戦が予想されています。
ほかの山と比べても非常にタフなドローとなったと言えます、相変わらずくじ運はないですね。

その錦織選手ですが大会初日の第1試合にいきなり登場しました。
相手は世界ランク48位のA・クズネツォフ選手でした。
結果は5−7、6−1、6−4、6−7(6-8)、6−2のフルセット、初戦から3時間半を越える試合でだいぶ苦戦しました。
見ていて調子のアップダウンが激しかったのかなと思いました。集中できていた時と散漫な時の差が出たのではないでしょうか。次戦はその辺りを引き締めてくれると思います。

次戦はフランスのJ・シャルディとの対戦となりました。試合は明日18日に予定されています。
WOWOWではもちろん生中継ですがNHKでも去年同様に生中継されます。また深夜には連日全豪オープンの試合を録画放送してくれます。

あー、受験生の皆さんはくれぐれも自己責任でお願いしますね

豆知識
今年から全豪オープンのロゴが変更になりました。
トロフィーポーズのやつが旧ロゴマークで『∧〇』が新ロゴマークです、うまく添付できるかな?







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326ラガー 2017/01/21 20:04
錦織選手6年連続6回目のベスト16進出おめでとうございます。
スロバキアのL・ラコを6−4、6−4、6−4のストレートで破り4回戦進出を決めました。

何と言いますかあまりにも実力差のありすぎる試合だったというのが率直な感想です。
プレーしている本人は気持ちよく勝った、見ている方は「こりゃぁ勝つな」といった試合でした。
確かにファーストの確率もコースもよく相手を崩せていたと思います。しかし言ってはなんですが相手は普段下部の大会を中心に回っている選手ですのでこれくらいのプレーで勝ってもらわないと上位は目指せません。
今回気持ちよく勝ったことでいいイメージを持って次の試合に臨んでもらいたいと思います。

次の4回戦の相手はR・フェデラー選手[17]に決まりました。
ドローが決まってから対戦は予想されていましたがきっちりと勝ち上がってきました。ケガ明けの復帰大会なのでどうかと思っていましたが3回戦のベルディヒ[10]との試合では圧巻の内容で全盛期を思わせるバックハンドを見せてくれました。今から錦織選手との対戦が楽しみです。

錦織選手とフェデラーとの対戦は日本時間の明日22日17時開始予定となっています。
NHKでは総合のサブチャンネル(表は大相撲なので)放送予定だと思います。
これは非常に面白い試合になると思いますのでぜひ見ていただきたいと思います。

全豪ニュース
最も大きなニュースはやはり第2シードで大会2連覇中のジョコビッチの2回戦敗退でしょうか。
去年もこの大会中盤アンフォーストエラー100本と苦しんだことはありますがなんとか勝ち上がって連覇を達成しました。しかし今年は100位以下の相手にダブルフォルト9、アンフォーストエラー72本という信じられない形で前回王者が大会を去ることになりました。
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327名前を書き忘れた受験生 2017/01/21 20:06
>>326
ジョコビッチが負けたって事は錦織にも優勝の可能性ありますね
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329名前を書き忘れた受験生 2017/01/23 08:13
錦織敗北!
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332名前を書き忘れた受験生 2017/01/26 17:49
誰が優勝するかな?
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333ラガー 2017/01/27 20:29
2017年 全豪オープンは男子のベスト4が出揃いました。

男子はR・フェデラー[17]、S・ワウリンカ[4]、R・ナダル[9]、G・ディミトロフ[15]の4人です。[]内はシード位
各選手とも準々決勝はストレートで相手を破り強さを見せつけました。

私が特に強かったと思ったのはナダルです。準々決勝の相手は第3シードのラオニッチでした。
ナダルの特徴は何と言っても左利きから放たれる強烈なスピンのかかったフォアハンドです。ネットすれすれを狙ってスピードのある球を打つ選手が多い中ネットの比較的上を通ってベースライン付近で急激に落ちるエッグボールはその球の威力からうまく返球するのが困難です。ラオニッチもストローク戦が苦手というわけではありませんがやはりラリーになるとナダルのショットに押される場面が多くみられました。

こうしてみると30代の選手が3人、全豪を制したことのある選手が3人、片手バックハンドの選手が3人、ケガやスランプからの復活を期す選手が3人と近年にない傾向だとおもいます。

女子は決勝に進む2名が決まりました。
セリーナ・ウィリアムズ[2]とヴィーナス・ウィリアムズ[13]の姉妹が決勝の舞台に上がってきました。
かつてはよく見られたカードでしたが近年は姉のヴィーナスの調子が上がらずグランドスラム決勝での両者の顔合わせは2009年以来となりました。

>>332
誰が優勝するかですが先述の通り私はナダルが強いのではないかと感じています。
しかしどの選手にもチャンスがありもはやだれが勝っても不思議ではないと思います。
個人的にはフェデラーとナダルの決勝が盛り上がるのではないでしょうか。そしてフェデラーの優勝する姿が見てみたいと思っています。

ベスト4の勝ち上がりを載せておきます


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335ラガー 2017/01/28 17:40
いや〜、準決勝は2試合とも凄まじい試合になりましたね。
試合を見た方はすごいもの見たと思います。見れなかった方は残念としか言いようがありません。

R・フェデラー × S・ワウリンカ
R・ナダル   × G・ディミトロフ ともにファイナルセットまでもつれる白熱した勝負でした。

スイス勢対決となったフェデラー対ワウリンカですが序盤は互いに譲らず自身のサービスゲームをキープしあう展開で進みましたが先に相手を崩したフェデラーが第1、第2セットをとりワウリンカは後がなくなります。
しかし第3セット以降フェデラーが調子を崩しミスを連発、そこまで抑えられていたワウリンカが息を吹き返し怒涛の攻めをみせ第3セットを6−1で取るとその勢いを駆って第4セットも連取、勝負はファイナルセットへ。ワウリンカがそのまま押し切ってしまうかと思われましたがグランドスラム17回優勝のフェデラーがここ一番の勝負強さを見せ第6ゲームをブレーク、フェデラーが決勝へのチケットを手にしました。北京オリンピックではダブルスを組んで金メダルを獲得するなど同胞として切磋琢磨してきた間柄の2人は試合後相手を称え合っていました。

もう一方ナダル対ディミトロフも壮絶なラリー戦を繰り広げました。ケガやスランプなどでどん底を味わったことのある両者は精神的にタフで互いにブレークポイントを握られながらあと一本を許さず激しく打ち合いました。フェデラー×ワウリンカが比較的少ないラリーでポイントしていったのに対しナダル×ディミトロフはどのポイントも長いラリーとなりそのたびに観客から大声援が送られました。両者2セットで迎えたファイナルセット第8ゲーム、ナダルは2本のブレークポインを握られます。しかし全盛期のフットワークからのトップスピンショットでここもブレークを許さずキープに成功。続く第9ゲーム、25歳のディミトロフのサービスを破り5時間を超える死闘の末にフェデラーの待つ決勝の舞台へと駒を進めました。試合後、自身に向けて送られる拍手の中でコートを去っていくディミトロフを手を向け彼に拍手をしてくれと観客に求める姿は本当に素晴らしかったです。良き試合は良き敗者が作るという事をナダルは知っている証でした。

これにより決勝はR・フェデラーとR・ナダルの対戦となりました。
この両者がグランドスラム決勝で当たるのは2011年のフレンチオープン以来のことでテニス界では『ゴールデンカード』と呼ばれます。ジョコビッチ×マレーの対決も素晴らしいですがこの二人が対戦してもこうは呼ばれません。それだけフェデラーとナダルがこれまで築き上げてきたものの大きさを表していると思います。

男子決勝は日本時間29日(日)に行われます。
WOWOWでは生中継、NHK総合では深夜に放送されます。二人ともすでに30歳を越えグランドスラム決勝で二人が顔を合わすことはもうないかもしれません。少しでも興味のある方はぜひ見ていただきたい一戦です。

一応トーナメント表を更新しておきます

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338ラガー 2017/01/31 15:15
決勝のカードがフェデラーとナダルに決まった時私はこれ以上ないくらい興奮しました。
しかし決勝でそれ以上の興奮と感動をあの二人は与えてくれました。

第17シードと第9シードの決勝、この数字だけ見れば近年稀にみる大波乱の全豪と世間一般では言うでしょう。
しかし決勝を見た方ならお分かりいただけると思いますが登場した時から場内の歓声はすでに最高潮でした。ビッグ4と言われながらもジョコビッチとマレーに主役の座を奪われていた二人のカムバックを皆が望んでいた、登場からそんな感じでした。

 第1セット、互いにキープが続く中先手を取ったのはフェデラーでした。第7ゲームをブレークするとその後もナダルにブレークポイントすら与えず6−4で先取します。
これまで幾多の名勝負を戦ってきた両者には対ナダル、対フェデラー用の基本戦術があります。左利きのナダルは右利きの相手のバックハンド側に対して強烈なフォアハンドのショットを打てるという利点があります。フェデラーのバックハンドは片手、そこで徹底的にフェデラーのバックを狙い相手のミスを誘います。
 一方フェデラーにはナダルにミスを強いる作戦が通用しません。ナダルのショットはネットのはるか上を通過するためネットにかけることが極端に少なく、また強烈なスピンがかかっていてベースライン付近で球が落ちるためロングのアウトをすることも少ないのです。それ故にベースラインより下がらず早いタイミングで打ち返すことによって相手の触れない球を返球するウィナー(決定打)をとる作戦が基本となります。
 第1セットに関してはフェデラーが思惑通りの展開でセットを取りますが第2セットではナダルのバック狙いに圧されアンフォーストエラー(凡ミス)を連発、ナダルが6−3で取り返します。
 第3セット第1ゲーム、勢いそのままに強烈なショットでフェデラーからブレークポイントをつかんだナダルでしたがここ一番で決まるフェデラーのサービスエースの前にブレークすることができませんでした。これで流れが変わるとこのセットだけで18本ものウィナーを放ったフェデラーが6−1でとりセットカウント2−1と王手をかけます。
 第4セット後がなくなったナダルでしたが手首の故障を乗り越え30歳を越えてなお自らの要求通りのショットを打てる肉体と数々の逆境を克服してきた不屈の精神でフェデラーを攻め立て流れに乗るフェデラーを圧倒、6−3で取り返し勝負はファイナルセットへ。
 準決勝でもフルセットを勝ち抜いてきた二人は互いに満身創痍、フェデラーはメディカルタイムアウトを取りナダルもまた動きに陰りが見えてきました。それでも試合が始まると序盤よりもラリーが長くなり何度も最長ラリー数を更新していきました。第1ゲームでナダルがブレークすると第2ゲームではフェデラーがブレークポイントを握りますがナダルがそれを阻止、このあたりから1ポイントごとに観客は大熱狂、両陣営の応援も熱を帯びていきます。第6ゲーム、激しい攻防の中フェデラーはやっとつかんだブレークポイントを見事に決めブレークバック、終盤でふりだしに戻します。続く第7ゲームをテンポよくラブゲームでキープしたフェデラーは第8ゲーム0−40と3回のブレークポイントを握ります。しかしここもナダルが粘り40−40のデュースに。両者死力を尽くし26回にも及ぶラリーをフェデラーが制しブレーク。そして迎えたフェデラーのサービングフォー・ザ・チャンピオンシップ(この自身のゲームをキープすれば優勝)、ここでも闘志を失わず猛攻を仕掛けるナダルが土壇場でブレークバックのチャンスをつかみます。しかしプレッシャーと戦い17度のグランドスラム優勝を成し得たフェデラーがナダルを振り切り18度目の栄冠を手にしました。

試合後の表彰式のスピーチでナダルは「本当はこっち(優勝トロフィー)がよかったが今日はロジャーのほうが少しだけ優勝にふさわしい」と冗談を交え晴れやかな顔で語りました。
フェデラーは昨年ケガでツアーから離れていた時期にナダルの主宰するアカデミーに招待された時のことを持ち出し「あの時は二人ともこの場(グランドスラムの表彰式)に二人で出られ途は思ってもいなかった」と二人そろって戻ってこられたことを喜び「テニスは非情なスポーツだ、もし引き分けがあるなら君と分かち合ってもよいと思えるような試合だった」と最大級の賛辞を送りました。この決勝はフェデラーにとって全豪100試合目で5度目の優勝という形で花を添えました。

結果は紙一重でしたが本当に良い試合だったと思います。バックを攻められ続けたフェデラーはアンフォーストエラーがナダルの倍以上でしたがウィナーもナダルの倍以上取り二人のプレースタイルの違いがよく出た試合になりました。わたしが気になったのはフェデラーがバックハンドの返球をセンターに返すことが多かったことです。これはいままでの試合ではあまり見せなかった戦術ではないかと思います。センターに深く返すことでナダルの次のショットにあまり角度をつけさせず再び自分が攻撃できるようにしていたように見えました。いや〜本当にいい試合でした。

錦織選手はブログを更新し「やっぱりフェデラーは特別」と祝福していました。フェデラーは優勝後WOWOWのスタジオに出演し錦織選手について「あの試合でパワーを使い過ぎた。彼はもっと成長できる、2週間の厳しい大会に堪えられる体づくりが必要、あとは勝者のメンタリティも必要だ」と語って大事な場面でのメンタルの差が勝敗を分けたと分析していました。

全豪後の世界ランキングですが優勝したフェデラーは7つ順位を上げ10位となりトップ10返り咲き、準優勝のナダルも3つ上げ錦織選手の5位に次ぐ6位となりました。

全豪は終わりましたが2017年シーズンはまだ始まったばかりです。
フェデラー、ナダルの復活でますますテニスが盛り上がってくれるでしょう。錦織選手もフェデラーとの戦いで得たものを今後活かしてくれると思います。

長々と書きすぎました、いろいろごめんなさい。でもトーナメント表は添付します。

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340名前を書き忘れた受験生 2017/02/01 09:24
見たかったな〜
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342名前を書き忘れた受験生 2017/02/07 04:55
決勝凄かったね
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343ラガー 2017/05/27 16:05
明日からグランドスラム2大会目となる全仏オープンが始まります。

ちょっとだけおさらい
全仏オープン、5月の最終週から行われるグランドスラムの第2戦。フランスローランギャロスで行われるためフレンチオープンともローランギャロストーナメントとも呼ばれている。最大の特徴はコートサーフェスがクレーであること。クレー(土)は一般的に球足が遅くラリーが続きやすいと言われていて5セットマッチのグランドスラムの中でも試合時間が長くなる傾向があります。
日本ではWOWOWとテレビ東京系列が放送予定でテレビ東京は錦織戦のみの放送予定だそうです。

その錦織選手ですが現在の世界ランクは9位。しかしフェデラーの欠場によりシードが繰り上がって第8シードとなりました。ドロー(対戦表)が発表になり錦織選手はトップハーフの上半分、つまり第1シードのマレーの山に入りました。今年はどこに入っても厳しいドローとなっていますがマレーにあたる前のA・ズベレフ戦が大きな山になりそうです(シード勢が順当に勝ち上がった場合)。

今年は混戦模様でマレー、ジョコビッチが手首の故障からの復帰明けナダルはクレーで往年の輝きを取り戻しつつありティエム、ズベレフといった若手の成長も著しいです。錦織選手も持っている力を最大限に発揮しここにありという姿を見せてほしいですね。

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344名前を書き忘れた受験生 2017/05/27 17:03
久しぶりのコメントですね。
シーズンオフだったからなのかなあ?
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345名前を書き忘れた受験生 2017/05/29 15:00
全仏オープン楽しみだ
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346名前を書き忘れた受験生 2017/05/30 18:07
錦織優勝してほしい!
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348ラガー 2017/05/31 17:48
錦織選手、1回戦突破おめでとうございます。
T・コキナキスに4−6、6−1、6−4、6−4と3時間を超える試合でした。

コキナキス選手はケガでツアーを長期離脱していたためプロテクトランキングを利用しての出場でした。
しかし序盤からそれを思わせない精確なショットで錦織選手を苦しめました。
しかし錦織選手も徐々に体勢を立て直し第2セットを取って1−1にすると粘りのラリーでポイントを重ねていきました。
一気にとはいかないまでも地力で勝る錦織選手が苦労して1回戦を突破したという感じでした。

錦織選手の2回戦の相手はJ・シャルディ選手に決定しました。
現ランキングは74位ですが最高位25位と侮れません。プレースタイルは強烈なサーブを軸に展開するビックサーバーでコキナキス選手と少しだけ似ているかもしれません。
試合は日本時間の明日6月1日に予定されています。


有力選手情報
マレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、ナダルといったところは快勝でそれぞれ2回戦に進んでいます。
一番のサプライズは直近のマスターズ1000をジョコビッチに次ぐ若さ(20歳)で優勝したA・ズベレフがまさかの1回戦敗退という事です。まだまだ若い選手だけにこういう事を体験するのもよいのではないでしょうか。
錦織選手の山にいた選手ですので錦織選手にとっては上位進出に向けて視界良好となりましたね。


>>344
シーズンオフではなくツアー中ですので色んな大会は行われています。
ただグランドスラムの全豪(1月)→フレンチ(5月)だっただけです。
特段の質問等もありませんでしたし^^
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349ラガー 2017/06/05 15:15
錦織選手、4回戦進出おめでとうございます。

2回戦はフランスのシャルディを6−3、6−0、7−6のストレートで一蹴し
3回戦は次世代の有望株、韓国のチョン・ヒョンと熱戦を繰り広げました。

チョンはA・ズベレフやキリオス、チョリッチと並んでネクストジェネレーションズと呼ばれ20歳、21歳の世代をけん引している逸材です。順調にいけば将来の世界ランキング1位を狙える選手だと言われています。

そのチョン相手に錦織選手は序盤からラリー戦を制し第1、第2セットを連取、彼らの時代はまだ先だと言わんばかりの展開を作りました。しかし第3セットでボールをセンターに集めフットワークを活かして錦織選手の攻撃を封じていきました。タイブレークを4−7で落とした錦織選手は続く第4セットでも主導権を奪われ序盤から防戦一方に・・・。流れが一気にチョンに傾き0−3となった時錦織選手はラケットを叩き付け壊してしまいます。普段ならラケットを投げることはあっても壊すことは少ない錦織選手ですがそれだけのフラストレーションをためていたという事でしょう(良い子の皆さんはしてはいけませんよ)。しかしここでまさかの雨が降ってきました。

ローランギャロスはフィリップ・シャトリエ(センターコート)以下全てのコートに屋根がついておらず四大大会でもっとも雨に弱い大会です。理由はこの時期のフランスは雨が少ないこととクレーコートの場合他のサーフェスと違い濡れるとすべるという事が少ないため少雨なら試合が行えるという点です。しかし少雨をはるかに超える雨によって試合はサスペンデッド→翌日順延となりました。

錦織選手はいままで2セットアップからの逆転を許したことがなくまたファイナルセットの勝率が現役最高の選手です。しかし今回は危ないのではないかと正直思っていました。翌日晴天の中再開された試合は第4セット0−3から始まります。すでに2ブレークされている錦織選手はおそらく第4セットを捨てていたと思います。結果的には0−6で落とし勝負はファイナルセットへ。ここで錦織選手は一気に全開までギアをあげてきました。攻撃の展開を早くし角度をつけさせないようにしてくるチョンに対してライン一杯の角度をつけて防御を蹴破り何度もオンラインのショット放ちました。結局ファイナルセットを6−4でとった錦織選手が2日間にわたる試合を制しベスト16入りを決めました。

試合後錦織選手は「雨がなければ間違いなく負けていた」、相手のチョンに対しては「すごく素質のある選手」と称賛していました。

錦織選手の4回戦の相手はスペインのF・ベルダスコ選手に決まっています。1回戦でA・ズベレフを撃破し勢いに乗ってノーシードながらベスト16まで勝ち上がってきた選手です。スペインの選手は元来クレーコートをベースに育っておりどの選手と当たっても侮れません。しかし去年もこの全仏で対戦し勝利しているので実力通りの力を発揮できれば勝てると思います。

試合は日本時間今日5日に行われる予定となっています。スザンヌ・ランラン(準センターコート)の第2試合に組まれました。WOWOWとテレビ東京系列で放送してくれます。

ベスト16の顔ぶれを載せておきます

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355ラガー 2017/07/03 20:59
いよいよ今日からウィンブルドンが始まります。
というかもうすぐ錦織選手の1回戦が始まりそうです^^

グランドスラムの中で最も伝統と格式を重視する大会で選手は白を基調としたウェアを義務付けられていたりと独特なルールが多いのも特徴です。
最も重要な要素はサーフェスが芝であるという事。
毎年芝のシーズンは短くクレーシーズンの後という事もあって各選手は芝に適応させるのに苦労します。
錦織選手もその一人で毎年前哨戦のハレで棄権したり故障したりしてウィンブルドンで目立った成績が残せていません。
錦織選手はナダルの山-チリッチの山に入りました。
厳しいドローですが頑張ってもらいたいですね。



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357名前を書き忘れた受験生 2017/07/04 19:03
錦織勝ったね
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358ラガー 2017/07/05 13:12
錦織選手、初戦突破おめでとうございます。
イタリアのM・チェッキナートに6−2、6−2、6−0のストレート、わずか1時間12分での勝利でした。

錦織選手はサーブが好調で本人曰く「ハードコートやクレーではこんな風にはいかない」と芝でのサーブの優位性を実感していました。
相手が芝に不慣れだったこともあり「余裕があり色々試しながらやっていた」と次を見据えたコメントもしていました。
それにしても5セットマッチで1時間12はすごいですね。ストレートで勝ったとはいえ最後はベーグル(6−0でセットを取ること)ですから圧倒的な実力差といった感じですね。

錦織選手の2回戦の相手はウクライナの122位S・スタコフスキー選手に決まりました。
ランキングは低いですが一発の力がありますので注意が必要だと思います。
しかし1回戦の調子を継続できれば難なく退けられるはずです。

試合は日本時間の今日5日の午後9時からを予定しています。
NHKではサブチャンネルで生中継をしてくれるはず、比較的見やすい時間帯ですので皆様もぜひ観戦してはいかがでしょうか。

その他の出来事では杉田選手が初めて四大大会の初戦を突破しました。
前週のトルコの大会でツアー初優勝を飾り松岡修造、錦織圭に次いで日本人3人目のツアータイトルを手に入れました。世界ランキングも44位と松岡修造選手のキャリアハイを越え錦織選手に次ぐランキングになっています。
遅咲きですが皆さんにも知っていただきたい選手の一人です。
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359ラガー 2017/07/07 18:59
錦織選手、2回戦突破おめでとうございます。
スタコフスキーに6−4、6−7(7-9)、6−1、7−6(8-6)の3時間15分の試合を制して3回戦進出を決めました。

今年のナンバー1コートは羽アリが多く飛びとてもやり辛そうでしたね。

錦織選手の3回戦はまもなく!
日本時間19:30からです
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361名前を書き忘れた受験生 2017/07/08 20:56
まけたか
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