工業化学(工化)志望の人話しようぜ(その2) - 京都大学掲示板
●京都大学合格体験記
工業化学(工化)志望の人話しようぜ(その2)
0名前を書き忘れた受験生 2019/02/09 21:07 122604view
工業化学(工化)志望の人話しようぜ(その2)
前スレ
工業化学(工化)志望の人話しようぜ(その1)
⇒https://www.100ten.info/kyoto/69/
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570名前を書き忘れた受験生 2024/09/10 11:22
理工化学科
※ 令和6年4月より工業化学科から名称を変更しました。
私達の生活の多くの場面では、科学技術が欠かせなくなっています。多様化する科学分野の中で化学の果たしている役割を考えると、高分子、半導体、セラミックス、医薬品、電池など多くの化学製品によって囲まれているのに気づくはずです。
情報産業を支える機能材料や電子材料、エネルギーやバイオマス、環境浄化技術など、化学の先端技術は多くの物質や、それが示す物質・反応に利用され、豊かで健康的な生活を営むために欠かせない存在です。
これからも、生活に直結する物質をつくったり、健康に役立つ化合物や医薬を創製したり、新しい機能を持った新物質 ・ 先端材料を開発したり、エネルギーを生み出す画期的な手法をみつけたり、資源を有効に利用し、環境の破壊を防いだり、“もの” をつくる、あるいは変化させる「化学」には、ほとんどすべての科学分野を支える中心であり続けるでしょう。
化学に限らず自然科学は、偶発的な発見を見極める・見逃さないことで進展してきたという側面も強くあります。しかし、現在では最先端の装置や手法を使い、物質を構成する原子、分子の配列や基礎的な性質を解き明かすことから始まり、新しい性質や機能を持った物質や材料を予測し、精緻な設計指針に基づいて創るという研究が可能になってきました。このような情報科学技術の進展は、否応なく自然科学研究・開発の分野でも大きな変化を促しつつあります。
化学は、物質を自在に操ることそのものを楽しむことができる、人間にとって最も大切な希望を叶えてくれる分野ともいえるでしょう。
理工化学科では、科学を“楽しむ”ことができる研究者、技術者を養成するために、物理化学、有機化学、無機化学をはじめ、化学の基礎理論はもちろんのこと、物理学・生物学などとの境界領域にある化学およびそれと関連する工学の基礎知識を広い範囲で一貫して修得させる教育を行っています。
理工化学科の前身である工業化学科は京都大学において最も歴史のある学科の一つで、大学開校の翌年の明治31年(1898)に理工科大学の1学科として開設されました。それ以後、日本の産業の発展と社会の質的な躍進に対応して次々に拡充され、基礎理論から応用、製造にいたる化学に関連するすべての分野を網羅する化学系教育研究機関に発展しました。
その卒業生は、学術領域における福井謙一博士、野依良治博士、吉野彰博士のノーベル化学賞受賞はもとより、学術・産業の広い領域で活躍し、今日の日本の科学技術の礎を築いてきました。
平成から令和に移り、「工業化学科」は多様化する化学分野の教育研究を、その本質を見据えて新しい体系とするために、「理工化学科」に生まれ変わりました。狭い専門にとらわれず基礎を重視する教育を実施し、伝統ある京都大学の学風をますます発展させています。
現在大学院は、材料化学専攻、物質エネルギー化学専攻、分子工学専攻、高分子化学専攻、合成・生物化学専攻、化学工学専攻の6専攻で研究を推進しています。各専攻は世界のトップレベルの研究教育を行い、社会にその成果を還元しています。
また様々な異なる分野との連携を促進するために、学内の化学研究所、エネルギー理工学研究所、複合原子力科学研究所、医生物学研究所、環境安全保健機構、福井謙一記念研究センター、物質・細胞統合システム拠点の研究部門が研究協力講座として参加し、化学系全専攻が包含する分野は化学に関するほとんど全てにわたっています。これらの専攻で行われている化学研究は基礎・応用の両面で世界有数のレベルにあり続けています。以上のような化学の基礎を学んだ理工化学科卒業生の大半は、より高度な教育を受けるために大学院修士課程へ進学します。ここで一流の研究能力と先端的な技術を身につけた後、さらに博士課程に進学して研究を続けるか、国内外で活躍することになります。
理工化学科
※ 令和6年4月より工業化学科から名称を変更しました。
私達の生活の多くの場面では、科学技術が欠かせなくなっています。多様化する科学分野の中で化学の果たしている役割を考えると、高分子、半導体、セラミックス、医薬品、電池など多くの化学製品によって囲まれているのに気づくはずです。
情報産業を支える機能材料や電子材料、エネルギーやバイオマス、環境浄化技術など、化学の先端技術は多くの物質や、それが示す物質・反応に利用され、豊かで健康的な生活を営むために欠かせない存在です。
これからも、生活に直結する物質をつくったり、健康に役立つ化合物や医薬を創製したり、新しい機能を持った新物質 ・ 先端材料を開発したり、エネルギーを生み出す画期的な手法をみつけたり、資源を有効に利用し、環境の破壊を防いだり、“もの” をつくる、あるいは変化させる「化学」には、ほとんどすべての科学分野を支える中心であり続けるでしょう。
化学に限らず自然科学は、偶発的な発見を見極める・見逃さないことで進展してきたという側面も強くあります。しかし、現在では最先端の装置や手法を使い、物質を構成する原子、分子の配列や基礎的な性質を解き明かすことから始まり、新しい性質や機能を持った物質や材料を予測し、精緻な設計指針に基づいて創るという研究が可能になってきました。このような情報科学技術の進展は、否応なく自然科学研究・開発の分野でも大きな変化を促しつつあります。
化学は、物質を自在に操ることそのものを楽しむことができる、人間にとって最も大切な希望を叶えてくれる分野ともいえるでしょう。
理工化学科では、科学を“楽しむ”ことができる研究者、技術者を養成するために、物理化学、有機化学、無機化学をはじめ、化学の基礎理論はもちろんのこと、物理学・生物学などとの境界領域にある化学およびそれと関連する工学の基礎知識を広い範囲で一貫して修得させる教育を行っています。
理工化学科の前身である工業化学科は京都大学において最も歴史のある学科の一つで、大学開校の翌年の明治31年(1898)に理工科大学の1学科として開設されました。それ以後、日本の産業の発展と社会の質的な躍進に対応して次々に拡充され、基礎理論から応用、製造にいたる化学に関連するすべての分野を網羅する化学系教育研究機関に発展しました。
その卒業生は、学術領域における福井謙一博士、野依良治博士、吉野彰博士のノーベル化学賞受賞はもとより、学術・産業の広い領域で活躍し、今日の日本の科学技術の礎を築いてきました。
平成から令和に移り、「工業化学科」は多様化する化学分野の教育研究を、その本質を見据えて新しい体系とするために、「理工化学科」に生まれ変わりました。狭い専門にとらわれず基礎を重視する教育を実施し、伝統ある京都大学の学風をますます発展させています。
現在大学院は、材料化学専攻、物質エネルギー化学専攻、分子工学専攻、高分子化学専攻、合成・生物化学専攻、化学工学専攻の6専攻で研究を推進しています。各専攻は世界のトップレベルの研究教育を行い、社会にその成果を還元しています。
また様々な異なる分野との連携を促進するために、学内の化学研究所、エネルギー理工学研究所、複合原子力科学研究所、医生物学研究所、環境安全保健機構、福井謙一記念研究センター、物質・細胞統合システム拠点の研究部門が研究協力講座として参加し、化学系全専攻が包含する分野は化学に関するほとんど全てにわたっています。これらの専攻で行われている化学研究は基礎・応用の両面で世界有数のレベルにあり続けています。以上のような化学の基礎を学んだ理工化学科卒業生の大半は、より高度な教育を受けるために大学院修士課程へ進学します。ここで一流の研究能力と先端的な技術を身につけた後、さらに博士課程に進学して研究を続けるか、国内外で活躍することになります。
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