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【2/26 化学】2017年京大入試解答速報掲示板(その1) - 京都大学掲示板
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【2/26 化学】2017年京大入試解答速報掲示板(その1)


0名前を書き忘れた受験生 2017/01/17 22:09  58736view
【2/26 化学】2017年京大入試解答速報掲示板(その1)

入試日 2月26日
合格発表 3月10日

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169名前を書き忘れた受験生 2017/02/27 13:18
地元の難関大専門塾で配布された講評

本年度はここ数年踏襲されていた比較的穏やかな出題姿勢とは一転、大幅な難化を記録した。
新課程移行期の前後にくすぶっていた難易度が揺り返した結果となり、これは2007年〜2008年の
前移行期の難易度の振れ幅の上下を彷彿とさせる。合格水準ラインは大幅に下がることが見込ま
れるが、以下各大問について昨夜送付してもらった再現解答からの正答率をもとに簡単にコメン
トする。

1.
例年頻出の結晶格子と化学平衡に無機各論をからめた出題。(難)
(a)(やや難)
問1を除き、極めて出来が悪い。
一部の計算ミスを除き、問1はよくできていた。
問2の反応式の正答率は極めて悪く、副成する硫黄の存在を無視して無理矢理係数を合わせた
と思われる答案が大多数を占めた。
問3は@が比較的できていたが、Aは問2ほどではないにしても出来が悪い。
酸化還元反応として反応を推測する理論化学的な思考力の有無が問2と問3の出来を左右した
結果となった。
問4はイオン化傾向の視点から論述している的外れな答案が何割かあった。ここではあくまで
酸化力がキーワードである。

(b)(難)
全体として出来は極めて悪く、白紙答案も多かった。
問5はイオンを化学式で問われているにもかかわらず、なぜか表1の化合物名や化合物の化学式
を答えている題意を理解していない答案もあった。問5を誤答している答案は題意を理解できな
かったためか問6以降も手をつけられていない。
問7は模試の上位層でも出来が悪いため、医学科をのぞき合否に影響はないと思われる。

2.光化学反応の反応速度論と会合体と浸透圧、ラウールの法則と受験生が苦手意識を払拭しに
くい分野が融合型で問われており、化学平衡の視点から定量的に扱う処理も目新しく、限られた
試験時間内ではおろか十分な時間を与えられても満足な解答を自力で仕上げるには相当の学力と
思考力を要する。おそらく、実近20年ほどの京大入試においてもここまでの難易度を誇る題材
は他に例がないであろう。(難)
(a)(難)
問1はよくできていた。
問2それなりにできていたが、一部解答放棄とみられる答案も少なくない。
問3状況把握に時間がかかり、かつ設問文の長さに圧倒されて敬遠した受験生が大多数であろう。
上位層をのぞき、出来が極めて悪い。
問4上位層を含め、全くできていない。

(b)(難)
問5(ア)〜(エ)全体を通して出来が大きく分かれ、ここで全体の得点差が大きく開いたと予想
される。完答する答案、全問不正解の答案、(ア)と(イ)のみ正答の答案など実力差が大きく反映
されていた。
問6試験時間を気にしてか、手をつけていない答案が多かった。

3.前半はおなじみの有機構造決定、後半は対策がおろそかになりがちな立体異性体の設問であ
った。なお、後半で題材になっている環状構造体のラクチドは2015年度の化学問題3(b)で出題さ
れており、ポリ乳酸生成のくだりも同年と全く同一の題材であった。しかし題材こそ同じであれ
内容は2015年度の発展版であり、立体異性体の習熟度によって体感難度に受験生ごとに大きく差
が生じたはずである。(標準)
(a)(やや易)
本年度のセットの中で最も易しく、かつ定番であるためここで完答をのがすのは厳しい。
完答している答案が多い一方で、現役生はグリセリンの慣用名が浮かばなかったのか問2で失点し
ている答案が数件あった。

(b)(やや難)
問6と問9の出来は比較的良かった。とくに浪人生はよくできていた。
問7は現役浪人、上位層とそれ以外とでいずれも最も正答率に差があった。得点差に大きく
響いている。
問8全体として舌足らずで出来が悪い。

4.2015年度を踏襲してか再び核酸が出題された。さらに2015年度の知識一辺倒を排して、知識を
前提とした考察中心の出題であり、対策の有無で体感難度がここも大きく開いたと思われる。
(a)(やや難)
問1比較的できているとはいえ、問1の知識問題としては決して高い正答率とはいえない。
問2よくできていた。
問3よくできていた。
問4出来が悪いと予想されたが、できている答案が比較的多かった。おそらく、駿台の京大実戦
で同様の題材が扱われたためと思われる。復習をおこたらなかった受験生はここで報われたようだ。
問5(i)問われているのはヌクレオチド単位の式量であるが、これを見落としたと思われる誤答が
複数みられた。比較的よくできていた。
(ii)上位層とそれ以外とで出来が大きく分かれていた。題材は目新しいが、結局はモル計算に帰着
されるので、演習量の差がここでの応用力に響いた結果となった。

(b)(やや難)
有機化学を学問的な視点から丁寧に問うており、目先の演習量よりも科学的なwhyを出発とする好奇心
に刺激される人にとってはここで問われる内容はすでに見知っていたことであったであろう。ただ、
得てしてそうした生徒は少なく、大学側がこうした現状を憂慮した結果、出題したような設問である。
グルコースがなぜ6員環構造をとるのか、グルコースの各炭素に結合するヒドロキシ基の向きがなぜ
ああなるのかの理由を考えたことがあるだろうか。問6〜問8までどれも演習の技量や経験よりも、
普段からの洞察の有無の姿勢が問われていた。
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