【2018年2/8】全学部日程・解答速報掲示板【関大解答速報】 - 関西大学
【2018年2/8】全学部日程・解答速報掲示板【関大解答速報】
0名前を書き忘れた受験生 2018/02/02 01:36 21123view
試験日:2/8
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36名前を書き忘れた受験生 2019/02/09 13:30
>>35
日本史は自分でいちいち調べたからちょっと怪しいけど88くらいで国語が配点謎でよくわからんけど仮にで7点配点なら112点で8点なら128点
日本史得点調整でワンチャンないかな…
流石に無理か
>>35
日本史は自分でいちいち調べたからちょっと怪しいけど88くらいで国語が配点謎でよくわからんけど仮にで7点配点なら112点で8点なら128点
日本史得点調整でワンチャンないかな…
流石に無理か
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25名前を書き忘れた受験生 2018/02/08 21:09
これか
(年末となって)榧やかち栗、神棚の松、やま草を売る声も騒がしくなってきた。餅をつく家の隣で、(餅すらつかず)煤さえ払わず、あまつさえ二十八日まで髭も剃らず、朱塗りの鞘を構えて、
「支払いは春まで待てと言うのに、どうして待たないのか。」
と(代金回収に来た)米屋の若いのを睨み付け、まっすぐな世の中を無理して暮らす男がいた。名は原田内助と申して、広く知れ渡った浪人であった。(あまりに知れ渡ってしまったので)広い江戸にさえ住みかねて、この四、五年は(江戸の外れの)品川の藤茶屋の辺りに借家住まいをして、朝の炊事ができないほど貧しく、夕暮れには灯火の油もなく灯もともせないような生活をしていた。なんとも貧しい年の瀬に、女房の兄の半井清庵という、神田明神の横丁の医者がいた。この清庵のもとへ、借金をねだる書状を遣わしたところ、(清庵は)たびたび迷惑がってはいたが見捨てるわけにも行かず、小判を十両を包んで、上書きに
「貧病に効く妙薬、金用丸。あらゆることに効く」
と記して、女房へ送りなさった。
内助は喜び、長年仲良くしていた浪人仲間に、
「一つ酒盛りをしようじゃないか。」
と呼びに行かせた。その晩はさいわい雪の夜の風情のある様子で、今では崩れかかった柴の戸を開いて、
「さあ、こちらへ。」
と言う。全部合わせて七人の客は、みな紙子の袖をつらねて、季節外れの一重羽織を着てはいるが、昔武士だったころと変わらずしっかりとした身なりをしている。型どおりの挨拶が済んでから、亭主が参上して、
「私は幸福にも援助を受けて、思いのままの正月を過ごせます。」
と申すと、みなそれぞれ、
「それは羨ましいことだ。」
と言う。
「それにつけて、上書きに面白い趣向があったのだ。」
と例の小判を出すと、みな
「なんと軽妙で洒落たことだ。」
と言って見て回していると、酒の盃も数が重なってきて、
「良い年忘れになった。少々長居をしすぎた。」
と千秋楽を歌い出し、燗鍋や塩辛壺を手渡しして片付けさせ、
「小判もとりあえずおしまいくだされ。」
といって集めると、十両あったうち一両が足りない。
これか
(年末となって)榧やかち栗、神棚の松、やま草を売る声も騒がしくなってきた。餅をつく家の隣で、(餅すらつかず)煤さえ払わず、あまつさえ二十八日まで髭も剃らず、朱塗りの鞘を構えて、
「支払いは春まで待てと言うのに、どうして待たないのか。」
と(代金回収に来た)米屋の若いのを睨み付け、まっすぐな世の中を無理して暮らす男がいた。名は原田内助と申して、広く知れ渡った浪人であった。(あまりに知れ渡ってしまったので)広い江戸にさえ住みかねて、この四、五年は(江戸の外れの)品川の藤茶屋の辺りに借家住まいをして、朝の炊事ができないほど貧しく、夕暮れには灯火の油もなく灯もともせないような生活をしていた。なんとも貧しい年の瀬に、女房の兄の半井清庵という、神田明神の横丁の医者がいた。この清庵のもとへ、借金をねだる書状を遣わしたところ、(清庵は)たびたび迷惑がってはいたが見捨てるわけにも行かず、小判を十両を包んで、上書きに
「貧病に効く妙薬、金用丸。あらゆることに効く」
と記して、女房へ送りなさった。
内助は喜び、長年仲良くしていた浪人仲間に、
「一つ酒盛りをしようじゃないか。」
と呼びに行かせた。その晩はさいわい雪の夜の風情のある様子で、今では崩れかかった柴の戸を開いて、
「さあ、こちらへ。」
と言う。全部合わせて七人の客は、みな紙子の袖をつらねて、季節外れの一重羽織を着てはいるが、昔武士だったころと変わらずしっかりとした身なりをしている。型どおりの挨拶が済んでから、亭主が参上して、
「私は幸福にも援助を受けて、思いのままの正月を過ごせます。」
と申すと、みなそれぞれ、
「それは羨ましいことだ。」
と言う。
「それにつけて、上書きに面白い趣向があったのだ。」
と例の小判を出すと、みな
「なんと軽妙で洒落たことだ。」
と言って見て回していると、酒の盃も数が重なってきて、
「良い年忘れになった。少々長居をしすぎた。」
と千秋楽を歌い出し、燗鍋や塩辛壺を手渡しして片付けさせ、
「小判もとりあえずおしまいくだされ。」
といって集めると、十両あったうち一両が足りない。
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