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0名前を書き忘れた受験生 2021/12/18 14:47 　292view

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所得税法違反（過少申告）容疑で逮捕された日本大学前理事長の田中英寿容疑者（75）が、東京地検特捜部の調べに「大きなカネが入る度に妻から報告を受けていた。納税額が急に増えることになり、申告しないことにした」と供述していることが関係者への取材で判明した。特捜部は、妻は田中前理事長に代わって現金を受領する従属的な立場だったとみており、勾留期限の20日にも田中前理事長のみを所得税法違反で起訴するとみられる。
また、東京国税局査察部は17日、同法違反容疑で田中前理事長を特捜部に刑事告発した。告発容疑は、日大の関連業者から受け取ったリベートなど計約1億1800万円の所得を隠し、2018年と20年分の所得税計約5200万円を免れたとしている。

　関係者によると、申告しなかった所得は大阪市の医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳被告（61）＝背任罪で起訴＝から提供された7500万円など。田中前理事長はこのほか、日大元理事の井ノ口忠男被告（64）＝同＝が業者から預かった現金を、妻が受け取っていたと説明。日大付属板橋病院の建て替え計画に関わった大阪府内の設計会社からの1000万円（20年2月）と、日大工学部の工事を受注した金沢市の建築会社からの3000万円（20年9月）などで、妻から「井ノ口元理事が届けてくれた」などと報告を受けたという。

　田中前理事長は17年分までは役員報酬と不動産収入を税務申告してきたが、業者からの現金を受け取ったことで多額の納税が見込まれるようになり、妻には受け取った現金を除外して「これまで通り申告しておけ」などと指示したという。特捜部は田中前理事長と妻が共謀したとみて捜査を進めてきたが、妻は田中前理事長に従う立場に過ぎず、立件の必要はないと判断した模様だ。

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