【動画】＜吉野ケ里石棺墓調査＞出るか「新発見」熱視線再び 歴史公園来園者、歴史的発見、フィーバー期待 - 日本史の勉強掲示板
【動画】＜吉野ケ里石棺墓調査＞出るか「新発見」熱視線再び 歴史公園来園者、歴史的発見、フィーバー期待
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2023/06/09 08:54 390view
太古の死者が眠る石棺墓（せっかんぼ）の石ぶたを開くと、出現したのは大量の土砂だった。国指定特別史跡「吉野ケ里遺跡」（神埼市郡）の「謎のエリア」で５日、石棺墓の石ぶたが開かれた。１８００年以上が経過しているとみられ、土砂の流入は「想定内」（山口祥義知事）。土砂の中から「新発見」につながる副葬品が出るのか。現場には約７０人の報道陣が詰めかけ、約３０年前の「吉野ケ里フィーバー」を想起させるような光景が広がった。
佐賀新聞
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1049554
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7名前を書き忘れた受験生 2023/06/09 18:13
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1049575
吉野ケ里遺跡（神埼市郡）の「謎のエリア」で見つかった石棺墓（せっかんぼ）。取り払われた石ぶたの内部には土砂が詰まっていた。副葬品の有無などを調べるため、今後は土砂を手作業で取り除くが、天候に左右されるため、１週間から１０日ほどかかるとみられる。
この日は、石ぶたの裏側、石棺の内側に向けて「×」の線刻が複数確認できた。線刻が施された石ぶたの発見は県内で３例目で、棺の内側に向けて配置されたケースは今回が初めて。吉野ケ里遺跡からは初めてで、３枚の石ぶたのうち、２枚が外側、１枚が棺の内側に向けてあった。
被葬者が頭をどちら向きに納められたかの確認はこれからだが、頭の側に×印を向けたならば、被葬者が持っていた強い霊力など「何かを封じ込めようとした」（県）とも見られる。
もう一つの発見は赤色顔料の痕跡で、こちらは身分の高さを示唆する。石ぶたの材質は吉野ケ里周辺からは産出しない安山岩で、県内であれば多久市近辺から運ばれたとも考えられる。
次の焦点は、副葬品が出てくるか。石棺の幅は４０センチと狭く、女性の可能性も考えられる。今回の現場の近くからは、３６個の貝の腕輪を身に着けたシャーマンの女性が見つかった。仮にその流れを継ぐ人物であり、副葬品が貝の腕輪だったとすると、出土する可能性は低い。土砂が入り込んだことで、人骨や貝殻などは分解されてしまうからだ。
一方、後漢時代の中国製青銅鏡などが出てくれば、被葬者は外交にも関わる政治的な役割を担った人物だったと推測される。遺跡の発掘に携わってきた佐賀城本丸歴史館の七田忠昭館長は、青銅鏡の出土を念頭に「今後の発掘の行方に期待したい」と希望をつなぐ。（古賀史生）
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2023/06/09 18:13
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1049575
吉野ケ里遺跡（神埼市郡）の「謎のエリア」で見つかった石棺墓（せっかんぼ）。取り払われた石ぶたの内部には土砂が詰まっていた。副葬品の有無などを調べるため、今後は土砂を手作業で取り除くが、天候に左右されるため、１週間から１０日ほどかかるとみられる。
この日は、石ぶたの裏側、石棺の内側に向けて「×」の線刻が複数確認できた。線刻が施された石ぶたの発見は県内で３例目で、棺の内側に向けて配置されたケースは今回が初めて。吉野ケ里遺跡からは初めてで、３枚の石ぶたのうち、２枚が外側、１枚が棺の内側に向けてあった。
被葬者が頭をどちら向きに納められたかの確認はこれからだが、頭の側に×印を向けたならば、被葬者が持っていた強い霊力など「何かを封じ込めようとした」（県）とも見られる。
もう一つの発見は赤色顔料の痕跡で、こちらは身分の高さを示唆する。石ぶたの材質は吉野ケ里周辺からは産出しない安山岩で、県内であれば多久市近辺から運ばれたとも考えられる。
次の焦点は、副葬品が出てくるか。石棺の幅は４０センチと狭く、女性の可能性も考えられる。今回の現場の近くからは、３６個の貝の腕輪を身に着けたシャーマンの女性が見つかった。仮にその流れを継ぐ人物であり、副葬品が貝の腕輪だったとすると、出土する可能性は低い。土砂が入り込んだことで、人骨や貝殻などは分解されてしまうからだ。
一方、後漢時代の中国製青銅鏡などが出てくれば、被葬者は外交にも関わる政治的な役割を担った人物だったと推測される。遺跡の発掘に携わってきた佐賀城本丸歴史館の七田忠昭館長は、青銅鏡の出土を念頭に「今後の発掘の行方に期待したい」と希望をつなぐ。（古賀史生）
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6名前を書き忘れた受験生 2023/06/09 18:12
ショベルカーがエンジン音を鳴らし、黒煙を噴き出した。午前１０時。報道陣が発掘現場をＵ字に囲み、地表に露出した石ぶたにカメラを向ける。報道ヘリの風切り音が曇り空にとどろく。調査員約２０人が硬い表情で作業を見守った。
１００キロ以上の石ぶたを重機でつり上げる。佐賀市の業者４人が作業にあたった。布を巻いた２本のバールで、石ぶたと地面に隙間をつくって慎重にベルトを通し、重機のアームに引っかけた。「上げー上げー」。声に合わせてゆっくり上げる。調査員は、地表から５０センチほど持ち上がった石ぶたの底を下からのぞき込み、写真を撮った。
３枚の石ぶたは約２０分で開き終えた。重機を操縦した山田栄継郎さん（７８）＝佐賀市＝は「傷つけたらいかんと思って緊張した。普段はワイヤを使うが、柔らかいベルトにした。無事に終わって安心した」。
「謎のエリア」と歴史公園を隔てるフェンス越しには、現場を見つめる一般入園者の姿も。神埼市の男性（７０）は「何か出てきたらうれしか。また『吉野ケ里フィーバー』が見られたらよかね」。西日本を旅行中だった岐阜県の花村篤さん（３９）は、ネットニュースを見て立ち寄った。「教科書の記述がひっくり返ったり、上書きされたりするような発見があればすごい」
県庁で記者団の取材に応じた山口知事は自ら資料を指して説明する熱の入れよう。「（土砂は）想定の範囲内。期待感はさらに高まった」と興奮を隠さない。
１９８９年の「吉野ケ里フィーバー」当時に現場責任者だった七田忠昭さん（７１）＝佐賀城本丸歴史館館長＝も作業着で立ち合った。「大勢の報道陣がいる光景を見てびっくりした。当時を思い出した。いい成果をお届けできたら」。一つの石棺墓を巡り、期待と緊張が交錯する。
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2023/06/09 18:12
ショベルカーがエンジン音を鳴らし、黒煙を噴き出した。午前１０時。報道陣が発掘現場をＵ字に囲み、地表に露出した石ぶたにカメラを向ける。報道ヘリの風切り音が曇り空にとどろく。調査員約２０人が硬い表情で作業を見守った。
１００キロ以上の石ぶたを重機でつり上げる。佐賀市の業者４人が作業にあたった。布を巻いた２本のバールで、石ぶたと地面に隙間をつくって慎重にベルトを通し、重機のアームに引っかけた。「上げー上げー」。声に合わせてゆっくり上げる。調査員は、地表から５０センチほど持ち上がった石ぶたの底を下からのぞき込み、写真を撮った。
３枚の石ぶたは約２０分で開き終えた。重機を操縦した山田栄継郎さん（７８）＝佐賀市＝は「傷つけたらいかんと思って緊張した。普段はワイヤを使うが、柔らかいベルトにした。無事に終わって安心した」。
「謎のエリア」と歴史公園を隔てるフェンス越しには、現場を見つめる一般入園者の姿も。神埼市の男性（７０）は「何か出てきたらうれしか。また『吉野ケ里フィーバー』が見られたらよかね」。西日本を旅行中だった岐阜県の花村篤さん（３９）は、ネットニュースを見て立ち寄った。「教科書の記述がひっくり返ったり、上書きされたりするような発見があればすごい」
県庁で記者団の取材に応じた山口知事は自ら資料を指して説明する熱の入れよう。「（土砂は）想定の範囲内。期待感はさらに高まった」と興奮を隠さない。
１９８９年の「吉野ケ里フィーバー」当時に現場責任者だった七田忠昭さん（７１）＝佐賀城本丸歴史館館長＝も作業着で立ち合った。「大勢の報道陣がいる光景を見てびっくりした。当時を思い出した。いい成果をお届けできたら」。一つの石棺墓を巡り、期待と緊張が交錯する。
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