“知名度低い”　「首都大学東京」が改称を検討 - 東京都立大学（首都大学東京）掲示板

“知名度低い”　「首都大学東京」が改称を検討

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2018/07/25 23:31 　2071view

東京都が設置する大学「首都大学東京」は、かつて「東京都立大学」などの名前で知られた大学ですが、今の名前の知名度の低さに、名称変更の検討を始めました。学生たちの声を取材しました。

　東京・八王子市など都内7カ所にキャンパスがある首都大学東京は、学生数およそ9000人の総合大学です。大学の名前について東京都の小池知事は、7月12日の都政改革会議で「これから進めるブランディング戦略の一つ。大学名を変えるぐらいの大胆な改革を、スピード感を持って進めることが必要」と述べました。そして、大学名を変えることを視野に入れた改革の目的について「質の高い教育や卓越した研究力で、より一層磨きをかけ、認知度をもっと高めるという点」だとしました。

　知名度が低いとされる「首都大学東京」の名前が決まったのは、今から14年前の2004年のことでした。首都大学東京は当時の石原知事が公約を実行する形で、東京都立大学など都立の大学と短大、合わせて4つの学校を統合して2005年に開学しました。大学名は公募を行い、石原知事が最終判断をしました。石原知事（当時）は「この問題で苦労しているスタッフが最後に合意して、いろいろ考えて『これしかない。どうでしょう』と。それは結構だ、なかなかハイカラな感じもするということで首都大学東京になった」と説明していました。

　「首都大学東京」の名前が変わるかもしれないことを、在学する学生に聞いてみました。「賛成。首都大学東京には知名度がなくて、祖母に聞くと『旧・都立大学ね』といつも言われる。名前を変えた方がいい」「首都大という名前も好きだが、昔の名前の方が知名度が上。年上の世代の人はそう感じるので、変えてもいいと思う」「知名度が低いので、改名して元の『都立大学』に戻して、知名度アップにつながればいい」など、改称に賛成する声が多く聞かれました。

　知名度については、大学が学生を対象に行ったアンケートでも「改善してほしい項目」のトップとなる46.1％となっています。その一方で「コロコロ変えるのも違和感がある」「急に変わるというのも難しいと思う」といった反対の声も聞かれました。

　新しい大学名の候補について小池知事は「東京都立の大学であるという、シンプルでかつ明確に表現する大学名として、元の『東京都立大学』というのも一つの選択肢としてあるのではないか」としています。大学側は知事の一連の発言を受け、名称変更の検討を始めています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00010000-tokyomxv-soci