九州大学に大学発ベンチャーのアキュメンから15億円規模の寄附 運用益で基礎研究・若手研究者・起業を支援
向こう3年間で拠出予定。2025年7月にできた「九州大学エンダウメント型基金」の運用原資に

九州大学は2026年9月25日、本学発ベンチャーのアキュメン株式会社(代表取締役 鍵本忠尚氏)から、向こう3年間で総額15億円規模の寄附を受けると発表した。寄附は「九州大学エンダウメント型基金」に入れて運用し、その運用益を基礎研究への支援、若手研究者の育成、大学発ベンチャーの創出支援に充てる。九州大学によると、本学の研究成果をもとに創業した企業からの寄附として、この基金で過去最大規模となる。

寄附の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 寄附者 | アキュメン株式会社(代表取締役 鍵本忠尚氏) |
| 寄附額 | 総額15億円規模(向こう3年間で拠出予定) |
| 寄附先 | 九州大学エンダウメント型基金 |
| 使い道 | 運用益を、基礎研究支援、若手研究者育成、本学発ベンチャー創出支援に充てる |
「エンダウメント型基金」とは
寄附金をそのまま使い切るのではなく、運用の元手(運用原資)にして、運用で得た利益を大学の活動に使う仕組み。九州大学は、「基金の成長」と「教育研究支援の拡大」の好循環をつくり、安定した財政の基盤を築くため、2025年7月にこの基金をつくった。
今回の寄附の運用益は、大学発ベンチャーの創出を支援する「九創会」への支援にも充てる。九州大学は、一度限りの支援にとどまらず、世代を超えて若い研究者や起業家を支え続ける仕組みにすることを目指すとしている。
アキュメンと鍵本氏
アキュメンは2005年に設立された九州大学発のベンチャー。眼科手術で、肉眼では見えない透明な組織を見えるようにする技術の実用化に取り組み、その技術は世界各国の手術室で使われているという。その後も、生命科学、エネルギー、宇宙観測、医療AIなどの分野で「これまで計測できなかったものを計測する」ことを軸に事業をつくってきた。
鍵本氏は2002年に九州大学医学部を卒業し、九州大学病院の眼科に勤めたあと、2005年にアキュメンを設立した。現在は株式会社ヘリオスの代表執行役社長CEOも務める。
鍵本氏は寄附にあたり、AIがどれだけ進歩しても、まだ見えていないものを見る仕事は人間に残り、それができるのは大学だという考えを示した。九州大学の石橋総長は、若い研究者と起業家の挑戦を世代を超えて支え続ける仕組みになるとして、感謝のコメントを出した。
九州大学は、2025年10月に総長特別顧問に迎えたロバート・ファン氏の支援に続く寄附だとしている。
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よくある質問
Q. 寄附の金額と期間は?
A. 総額15億円規模で、向こう3年間で拠出される予定。
Q. 寄附金は何に使われる?
A. 「九州大学エンダウメント型基金」の運用原資になり、その運用益を基礎研究への支援、若手研究者の育成、大学発ベンチャーの創出支援に充てる。
Q. エンダウメント型基金とは?
A. 寄附金を運用の元手にして、運用益を大学の活動に使う仕組み。九州大学は2025年7月につくった。
Q. アキュメンはどんな会社?
A. 2005年に設立された九州大学発のベンチャー。眼科手術で見えにくい透明な組織を見えるようにする技術を実用化した。
Q. 鍵本忠尚氏は九州大学の卒業生?
A. 2002年に九州大学医学部を卒業している。
出典
九州大学
写真
(100点BBS 受験ニュース)
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